DMAICとDMADVの違いと、DMADVの活用例【リーンシックスシグマ】

DMAICは既存業務フローの改善プロジェクトで使います全く新しい業務フローを作る時にはどうしたら良いのか?その時はDMADVを使います。最後の二段階がDVでDesign:設計段階とVerify:検証段階となります。

DMAICとDMADVの違いと、DMADVの活用例【リーンシックスシグマ】

(動画時間:4:36)

 

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DMAICとDMADVの違い

 

こんにちはリーンシグマブラックベルトのマイク根上です。

 

前回の動画で僕のクライアントさんがどの様にして新しいプロジェクトの選定をしたかをご紹介しました。

 

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今までリーンシグマプロジェクトのフレームワークであるDMAICの事を多くの動画で話してきました。DMAICは既存業務フローの改善プロジェクトで使います。

 

それに対して今回の彼のプロジェクトは「系列店舗営業にデータ活用をしたプロセスを確立する」ことで、全く新しい業務フローを確立するプロジェクトです。これには、厳密に言うとDMAICではなくDMADVを使います。

 

DMADVの最初の三段階は定義段階、測定段階、分析段階でDMAICと同じですが、内容はちょっと違ってきます。その後のDVはDesign とVerify で設計段階と検証段階となります。

 

DMAICとDMADVの違い

 

DMADVの活用例

 

今回のプロジェクトをDMADVの流れで簡単に説明します。

 

DMADVの流れ

 

定義段階(Define Phase)

 

最初の定義段階では、どんなプロジェクトをやるのかを定義します。実際に彼はプロジェクト憲章を作って目的/目標を決め、WBSを使ってプロジェクトのタスクを書き出し、ガントチャートで予定表を作りました。

 

測定段階(Measure Phase)

 

測定段階では、対象プロセスの顧客のニーズ、VOC(Voice Of Customer)を集め、それを達成するプロセス側の重要品質特性、CTQ(Critical To Quality)に変換します。この概念を良く説明した動画が有ります。上のリンクをクリックしてご覧になって下さい。

 

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このプロセスのお客さんは僕のクライアント自身で彼のニーズがそのままVOCになります。今回は「バラバラにある顧客データや販売データを一つの場所に集めて、そこから営業に活かせる情報やツールを出せるようにしたい」が出発点でした。重要な KPI はシンプルで売上を上げることです。

 

分析段階(Analyze Phase)

 

次からDMAICと大きく違ってきます。DMAICの分析段階では対象プロセスの重要課題を見つけ、その根本原因を探し出すのが要旨でした。

 

DMADVでは測定段階で確定したCTQ を達成するためのさらに具体的な機能をあげていき、設計の基本コンセプトを決めます。DMAICではなぜなぜ分析、英語では5-Why Analysisですが、それと特性要因図を使って根本原因を見つけます。

 

DMADVではCTQが課題でそれに対する解決策がほしいのです。そのCTQの解決を「どのように、どのように、また、どのようにしたら出来るのか?」と自分にまたは会議で繰返し問いていく5-How分析をするのです。それで多くの解決案を上げていき特性要因図上でまとめるのです。

 

これがそれになります。これが基本コンセプトとして使えるのです。これについては今後の動画でまたやります。

 

5-How分析と特性要因図

 

そして基本コンセプトに従って新プロセスのSIPOC分析をし、物と情報の流れ図を書き、それがそのまま開発するエクセルプログラムの設計図になります。

 

設計段階(Design Phase)

 

DMADVでは次が設計段階です。ここではもっと綿密な設計計画書を作成し、新規プロセスを完成させます。今回のプロジェクトでは全てエクセル上での開発になります。設計計画書も分析段階で作った特性要因図と物と情報の流れ図で済みました。

 

検証段階(Verify Phase)

 

最後の検証段階では、設計段階で完成したプロセスがちゃんと顧客のニーズを達成するのかを検証します。また作業者が今後も常に正確にこのプロセスの作業が出来る仕組みづくりをします。今回のプロジェクトでは標準作業手順書、SOPをエクセル内に作りました。

 

今回は新規業務フローを開発する時のガイドラインになるDMADVをご紹介しました。

 

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