経営ダッシュボード、スコアカード、BIツールの違いは何?

この記事はBIツール、ダッシュボード、スコアカードの説明と、その違い、またなぜダッシュボードを構築する事で会社の全体最適化が効率よく進むのかを話し、ダッシュボードの構築手順について話してます。

経営ダッシュボード、スコアカード、BIツールの違いは何?

(動画時間:5:26)

 

ダッシュボード、スコアカード、BIツールとは?

 

こんにちは、リーンシグマ、ブラックベルトのマイク根上です。

 

僕は米国在住なのですが、こっちのビジネス界ではダッシュボードやスコアカードという言葉でどの会社でも議題になります。

 

グーグルイメージで「ダッシュボード」で検索して見て下さい。車のダッシュボードや飛行機のコックピットみたいに画面の中で色んなチャートで会社の状態を一目で把握し、次の行動計画を立てる時の僕らの「意思決定」を支援するものです。

 

日本ではどっちかと言うとBIツールと呼ばれる方が多いでしょう。しかし厳密にはそれぞれ違ったものですので、次にその違いをまとめてみました。

 

ダッシュボード、スコアカード、BIツールの違い

 

まずダッシュボードもスコアカードもBIツールの一部です。ですので市場で出回ってるBIツールには必ずダッシュボードやスコアカードの画面を作れる機能がついてます。

 

BIツールはその他に色んな機能が付いていますが、隠れたパターンを見つけられるデータマイニングや将来を予測するシミュレーション機能などがあります。これらの説明は今回は割愛します。

 

ダッシュボードとスコアーカードは非常に似たものですが、簡単に言うとスコアーカードは経営者や上級管理職が使うものでダッシュボードは一般の従業員やその管理職が使うものです。

 

ダッシュボードとスコアカードの違い

 

スコアーカードは戦略的なKGI(重要目標達成指標)やKPI(重要業績評価指標)の目標に対する達成度を主に表し、更新頻度は週次や月次で定期的に更新されます。

 

戦略が計画通り進んでいるのか、どこの部署や地域の進捗が悪いかなどを把握出来るのです。それに対してダッシュボードは日々の重要な業務データをリアルタイムで見える状態にして業務上の問題を早期発見するのが目的で作業者やその管理職が使うものです。

 

BIツールを使う目的はPDCAサイクルを超高速に回す事

 

とは言うもののダッシュボードとスコアーカードは同じ様な意味で使われる事が多いですし、その違いをあまり意識しなくても良いと思います。

 

大事な事は問題が小さいうちに察知できる仕組みや、業績が予定より良かった時もどこの部署、またはどの商品が良かったかなどの情報がすぐに分かり、そこからベストプラクティスを見つけてそれを全社的に取り入れる事が出来る状態を持つ事です。

 

もう御察しがついた方もいると思いますが、ダッシュボードの本質は成功の黄金律である「PDCAサイクルを高速に回す事」なのです。

 

BIツールを使うメリット:データを一元化する。

 

ここで勘違いしてはいけない事は、ここにデータがあるからBIツールで何かに使えないかと考えてしまう事です。

 

順番が逆でまず会社の理念、ビジョン、戦略そして行動計画が先に来てそれの達成度合いを測るKGIやKPIを設置し、それらを算出するのに必要なデータをどうやって集めるかを確認して初めて使えるデータと出したい結果が分かってダッシュボードの設計を始められます。

 

ダッシュボードの構築手順

 

ここでいつも気づく事は必要なデータが色んな所に散らばっていて簡単に一か所に集められない事です。例えばPOSと会計ソフトが違うシステムでそれぞれのデータを一緒に使えなかったり、重要なデータが色んな人のPCに入っていたりします。

 

この問題は必ず出ますので、ほとんどのBIツールはそれらのデータの一元化を支援する機能も付いています。マイクロソフトのPower Platformでは紙とペンで運用している業務データでさえPowerAppsでそれらに代わるアプリを作ってデジタルデータとして集める事も可能にしています。

 

ダッシュボードを作る事で逆に会社のKGIやKPIを明確化する。

 

それでも初期段階でこのデータの一元化をする事は本当に大変な作業です。

 

しかしよく考えてみて下さい。重要データが一元化になっていないという事は現在KGIやKPIの結果を出すのに凄い時間とコストが掛かっているわけです。会社によってはKGIやKPIが不明確なままになっているかもしれません。この状態では経営のPDCAサイクルが有効に回っていないのでその会社の成長は難しいでしょう。

 

逆に考えるとダッシュボードを設置する事でご自分の会社の戦略、KGI、KPIを見直す良い機会になります。KPIのデータが生まれる場所は会社の重要業務の場所なのでデータを集める仕組みを作りながら業務改善をする事で一石二鳥が狙えます。

 

例えば今までペンと紙でやってた業務にPowerAppsでアプリを作って飛躍的な改善効果を出してその従業員に喜ばれると同時にKPIの算出に必要なデータも随時クラウドに蓄積して分析が出来る様にするわけです。

 

最近沢山のBIツールが市場に出回ってますが、まだまだ高価で大きな会社しか使っていないのが現状です。そこで次回の動画からエクセルとSharePointだけで本気で使えるダッシュボードの作り方について話します。

 

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