エクセルで業務改善:エクセル業務システムの作り方【事例】
エクセルで業務システムを開発しましょう。会社の中で基幹ITシステムではカバーしていない業務はほぼエクセルで作業がされています。そこで使っているエクセルシートを集め、VBAでつなげる事により、業務システムが開発出来ます。
(動画時間:3:42)
エクセルで作れる業務システム開発の仕方
こんにちは、リーンシグマ、ブラックベルトのマイク根上です。業務改善コンサルをしています。
前回の動画でリーンシグマとエクセルの相乗効果とエクセルで作る簡易オペレーションシステムについて話しました。まだご覧になってない方はこのリンクをクリックしてご覧になってみて下さい。⇒「エクセルマクロ活用:リーンシックスシグマとエクセル、VBAの相乗効果」
ここで僕の簡易オペレーションシステム開発の簡単な流れをご紹介します。
1)リーンシグマ手法で対象業務のベストプラクティスを集めて全体最適化された業務フローの設計を先ずする。
2)そのプロセス内で現在使っているワークシートを集めて、必要とされる各ユーザーインターフェースを改善し、決定する。
3)エクセル関数とVBAを使い、簡易オペレーションシステムを完成させる、です。
ちょうど僕の完了した個人的なプロジェクトがありますので、それを例に各ステップを説明します。
エクセルでのシステム開発実践例
1)業務フローの設計を先ずする
第一段階は新業務フローをバリューストリームマップ上に書ければ完了です。僕のプロジェクトではこうなりました。
2)各ユーザーインターフェースを改善し、決定する
第二段階で現在使っているエクセルファイルを集めて、各ワークシート上で何を達成しようとしているのかを各作業者にインタビューをします。この時点でもインタビュー結果と新業務フローを考慮することで各ワークシートの改善が行えます。
僕のプロジェクトではこうなりました。改めてマネージャや熟練作業員に見せて了承を得ておきます。これは大事な事ですね。
3)業務オペレーションシステムを完成させる
最後の段階で主にVBAを使って業務フローを最大限スムーズに、また作業者の作業負担を最小限にします。実際にどうやっているかを見てみましょう。
このプログラムはアート作品制作フローのOSです。ここにステップバイステップのインストラクションが書いてあります。作業員はこれに沿って作業をしていきます。
例えば、最初に新しい制作スケジュールを入力しますので、このボタンを押し、プロジェクト名を入力できます。そして、行が追加され、水色のセルに必要情報をタイプします。
それがキャンセルされたとしましょう。その行を選択して、このボタンをクリックすると、削除する確認を促されて、Yesをクリックするとその行が削除されます。また、こ
このボタンをクリックすると元のワークシートに戻ります。
このようにボタンをクリックしたり、どこかのセルをダブルクリックしたらVBAが作動し、エクセルが代わりに作業をするように、自由にプログラムを組めます。
また、このように自由にデザインをした作業画面を作ることも可能です。これにより作業員の操作性を格段に上げることが可能です。
プログラムの命令文の事をコードと言います。今日は敢えてVBAのコードはお見せしませんでしたが、今後の動画では紹介していきます。皆さんも習得に挑戦して頂けたらと思います。
しかし今日お見せしたものはレベルが高すぎると思われた方もいたかもしれませんね。ワークシートの使い方やエクセル関数の話題の動画を先に作っていこうと思います。
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