エクセルマクロ活用:リーンシックスシグマとエクセル、VBAの相乗効果
エクセルマクロ/VBAを活用すると多くの改善機会が得られます。会社の基幹ITシステムでカバーしていない部分では作業の仕方に個人差があります。そこにエクセルマクロ/VBAを活用して自動化や標準化を進められます。
(動画時間:3:56)
エクセルマクロを活用して多くのカイゼン機会がある
こんにちは、リーンシグマ、ブラックベルトのマイク根上です。業務改善コンサルをしています。
今まで僕の動画でリーンシグマとプロジェクトマネジメントについて多く話してきましたが、僕の仕事の特徴のもう一つの柱がエクセルとVBAです。マクロという人もいますね。
今の会社に入社した時に驚いた事が一つあります。大きな会社でも業務でエクセルに随分依存していた事でした。会社が大きくなれば、業務が多様化して、会社の基幹ITシステムだけで全ての業務をカバー出来ないですよね。
すると前線では各個人が努力をしてエクセルで多くの業務をこなしているのが現状です。ここにリーンシグマでの大きなカイゼン機会が眠っているのです。
エクセルの高度な活用のされ方、マクロ/VBAとは?
問題はエクセルは奥が深すぎて人によって活用度合に開きが出来てしまう事です。手作業でやってて四時間かかる様な仕事をエクセル関数を使って10分で終わる事も多々あります。
特に定期的に繰返しやる業務にはマクロ/VBAを使ってプログラムを作ると、次からボタンをクリックしただけで仕事が終わらせる事が出来ます。⇒「エクセルで開発:業務システムの作り方【ケーススタディ】」
ちなみにVBAはマイクロソフトが開発したコンピュータ言語で、エクセル、ワードやパワーポイントなどの彼らの製品に非常に相性の良い、比較的簡単に習得出来る言語です。
リーンシグマとエクセルマクロ/VBAの活用は飛躍的な相乗効果を起こす
リーンシグマ手法で業務のベストプラクティスを集めて業務フローの改善をし、そこに統計を使ったデータ分析をよくやります。
今のビジネス界ではほとんどのデータをエクセル上にもって来れます。そこにエクセル関数やVBAを使う事でその対象業務フローの簡易オペレーションシステムを作って業務の飛躍的な改善が図れます。
これにより業務の標準化が進み、新任者にも高い生産性を期待出来ますし、人が代わっても変わらない生産性を維持出来ます。
リーンシグマの専門家がフロントエンドにいて業務フロー分析から簡易システム開発まで出来ればプロジェクト完了が一、二ヶ月で済んでしまいます。
僕はその仕事の人をフロントエンドシステムエンジニアと呼んでいます。業務フロー改善のプロを目指す人はぜひこれを目指して下さい。
エクセルの習得度合
今後はエクセルネタの動画も多く配信していきます。エクセルは奥が深いので、皆さんからの動画リクエスを頂ければ非常に助かります。ぜひ下のコメント欄にエクセルのご要望やご質問を書いて下さい。
それと僕が考えるエクセルスキルの習得する三段階を記したいと思います。初段を「グリーンベルト」と呼びましょう。ワークシート上で表を作ったり、四則計算やSUM関数などの簡単な関数が使えるレベルです。
その次が「ブラックベルト」です。その他のエクセル関数を使いこなせるレベルです。皆さん、VLOOKUP 関数って使ってますか?もしお使いでしたら、ブラックベルトです。⇒「エクセル関数の覚え方と合計を求めるエクセル関数 (SUM、SUMIF、SUMIFS関数)」
最後が「マスターブラックベルト」で、VBAを使えるレベルです。皆さんはどのレベルでいらっしゃいますか?これもコメント欄に書いて頂ければ、今後のビデオ制作の参考にさせて頂きます。
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