【5S 活動 事例】5S の進め方と5S支援テンプレートの紹介【エクセルテンプレート】
5S 活動の事例を紹介します。自宅の台所の5S活動を使って整理整頓をした例です。2ヶ月前の大掃除と今回の5S活動を比較して5S活動の優位性を理解出来ます。5S活動では赤札と名前ラベルが必要なのでそれを印刷できるツールを作りました。
(動画時間:4:14)
ダウンロード ←これをクリックして「5Sプロジェクト支援ツール」をダウンロードできます。
5S 活動の進め方とそれに便利なツールテンプレートの紹介
こんにちは、リーンシグマ、ブラックベルトのマイク根上です。業務改善コンサルをしています。
前回の動画で5S 活動の基本について説明しました。まだご覧になってない方は次のリンクをクリックしてご覧になってみて下さい。⇒「トヨタの5Sって何?5S活動の基本を学びましょう。」
5Sプロジェクトは話が大き過ぎて自分には関係無いと思われた方もいたと思います。 僕は自宅のキッチンの整理整頓を5Sを使って大成功しました。ですので、それを今回報告したいと思います。
これがうちのキッチンで、やる前がこんな感じでした。これでも2ヶ月前に大掃除した後なのにもう散らかっています。
そしてこれが5S実施後です。驚く程きれいになり、キッチンの使い勝手がすごく良くなりました。

大掃除と5Sプロジェクトの違い
前回の大掃除の反省を5S的にやってみます。前回は要る物と要らない物を分ける「整理」ステップと汚れを取る「清掃」ステップはちゃんと出来てました。また「整頓」ステップの置き場所を決めたところまでは良かったんですが、置き場に物の名前を表示しませんでした。
また、PDCAサイクルの仕組みを作る「清潔」ステップや、家族の意識を高める「躾」ステップもやりませんでした。それらをやらないと今回みたいに元に戻っちゃうんですね。
その時は5Sなど意識せずにやってましたが、今回は5Sの各ステップに沿ってちゃんとやりました。
5Sプロジェクト支援ツールの使い方
また、小規模の5Sを実施するのに便利なツールを作りましたのでそれも紹介します。次のリンクからダウンロード出来ますので、使ってご感想をお聞かせ下さい。⇒「5Sプロジェクト支援ツールをダウンロード」
最初の「整理」ステップで、赤札作戦を実施する前に要る要らないのルール決めをします。僕らは「賞味期限が切れてたら捨てる。そして次の半年間使わなかったら捨てる」という事にしました。
これがツールテンプレートです。「赤札ラベル印刷」ボタンをクリックすると廃棄予定日を聞いてきます。僕達の場合、半年後の日付を入れます。
次に印刷するラベル用紙の横縦の数と余白の長さを入れると廃棄予定日が入った赤札ラベルを印刷出来ます。これでキッチンにある全ての物の仕分作業をしました。
次が前回余り出来ていなかった「整頓」ステップです。各アイテム群の正しい配置場所を決めてその名前の表示をします。このツールでその名前ラベルも作れます。G列にその名前をタイプしていき、この「名前ラベル印刷」ボタンを押せば印刷されます。
ラベルを下の写真の様に貼りました。これは予想以上に威力を発揮しましたね。新しく物を入れる時に目につきますので整理が保ててます。
5S活動を成功に導く「清潔」ステップと「躾」ステップ
3つ目の「清掃」で改めてカウンターや棚をきれいに拭き掃除をしました。
4つ目の「清潔」ステップでは、最初の3S段階を維持する仕組みを作ります。その仕組みを紙に書き出して下さい。僕らはこうしました。「買物に行く前日に自分達で食材の棚卸をし、その時に最初の3S段階が出来ているか確認し、整理整頓を実施する」としました。
最後の「躾」ステップでは、先ほど決めたルールを全員に守らせる事です。今回は今後の状況を見て改善案を考えるという事にしました。
実施後まだ二週間しか経ってませんが、今回はこれを維持出来る自信があります。皆さんもツールをダウンロードして職場やご自宅で5S活動を実践して見て下さい。
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