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リーンシックスシグマって何に使うの?【ずばり、業務フロー改善です!】

    
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リーンシックスシグマって何に使うの?【ずばり、業務フロー改善です!】

「リーンシックスシグマは何に使うの?」その答えはずばり、業務フロー改善です。日常業務等繰り返し行われるプロセスには必ず応用できます。この記事ではリーンシックスシグマプロジェクトの流れ簡潔に紹介してます。

(動画時間 4:11)

英語のProcess の日本語訳は?

こんにちは。リーンシグマブラックベルトのマイク根上です。

先日同僚に「リーンシグマって何に使うの?」と聞かれて、この動画のテーマにちょうど良いと思いそれにしました。皆さんも質問等ありましたら、コメント欄に書いて頂けたらと思います。

リーンシグマは何をするかと言うと率直に言ってプロセス(業務フロー)を改善します。または全く新しいプロセスを作る時に使います。

ここで一つ日本語の問題に気付きました。プロセスに該当する日本語が無いのです。(後になって分かりました。業務フローです。)最初は工程だと思ったけど、これだと物を作るときの作業に限定しやすいですね。

英語のProcess は会社内の全ての作業を含みます。じゃ作業かなと思ったけど、一連の流れというニュアンスが出てこない。今までプロセスを工程と訳されていたでしょう。このせいで日本人はシックスシグマを非製造業で使うという発想が出てこなかったのかもしれませんね。ここではカタカナ言葉のプロセスのままで、会社内の全ての作業工程に対して表すのに使いましょう。(業務フローでも良いです。)

プロセス(日常業務)とプロジェクトの違い

プロセスは日常業務とも言えます。日常業務でリーンシグマを部分的にも使えますが、リーンシグマ活動はプロジェクトになります。またカタカナ言葉ですみません。そう言うと、「プロジェクト?私は一般職員だから関係ない」とは思わないで下さい。

僕はPMPというプロジェクトマネージャーの資格も持ってるんですが、その教科書にはプロジェクトとは始まりがあって、終わりのある活動だと書いてます。それに従うと、日常業務は毎日の繰り返し作業なので終わりが無いのでプロジェクトじゃないですね。

もし皆さんが日常業務の作業しか全くして無かったらプロジェクトとは無関係ですが、もしその合間に、例えば上司から臨時の仕事を頼まれたら、それはプロジェクトに成ります。また自分の作業をより良くしようと思って、合間を見て試行錯誤して自分のやり方を改善したらプロセス改善プロジェクトをしたことになります。

そう考えると私達は常日頃多くのプロジェクトをこなしています。その全てのプロジェクトにリーンシグマが使えますし、特に改善プロジェクトであれば確実に結果が出せます。

通常のリーンシックスシグマプロジェクトの流れ

1)改善対象プロセスの選定

通常のリーンシグマプロジェクトの流れを本当に大雑把に話すとこうなります。まず、自分の会社または自分の部署、もしくは自分の仕事の中からどこの部署の、どのプロセスが今回の改善プロジェクトの対象かを決めます。最初っから決まってたらそこから始めて下さい。

より対象プロセスを明確化するために、そのプロセスを図式化します。そのとき我らのトヨタが開発した物と情報の流れ図が最適です。文字通り物と情報の流れだけでプロセスを表すのですが、細かくなり過ぎずに全体像を見ることできます。
⇒「バリューストリームマップの書き方(物と情報の流れ図)【エクセルテンプレート】」

2)CTQ(重要品質特性)を確定する

そのプロセスの最終成果物の良し悪しを誰が決めるのか?その人が顧客になります。社内の人間になるときもあります。そしてそのプロセスの良し悪しを決める一番大事な測定可能な数値項目は何かを定めます。これは自分にとってじゃないですね。当然顧客にとって一番大事ということです。英語でCTQ 、Critical To Qualityと言います。これ一番大事なポイントで、間違った測定項目を定めたら悲劇ですね、確実に失敗します。
⇒「CTQとは?VOCからCTQへの変換が大事!【DMAIC:測定段階】」

3)理想のプロセスを図式化し、移行する

その定めた測定項目が最善になる理想のプロセスを図式化します。現状の図と理想の図にギャップがあるわけで、例の測定項目を常に見ながら理想の図に実際のプロセスを移行していき、その日常業務の責任者に引き渡したら、このリーンシグマプロジェクトの完了です。

今回は大雑把ですみません。各段階で便利なツールもたくさんあるのですが、今後もっと詳しく話していきます。ご視聴ありがとうございました。チャンネル登録もよろしくお願いします。

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<<根上のコメント>>

僕の動画第一号でも触れてますが、この動画配信を始める前はYouTubeで「リーンシックスシグマ」のキーワードで検索して検索結果がなんとたったの一件でした。

それには本当に驚きましたが、また単純に「僕が動画をアップしたらいきなり検索トップページに載るよね」とも思いました。

もう日英で動画を8本アップしてますので、「リーンシックスシグマ」で検索したら自分の動画がずらりとトップで並んでいます。なかなか見れる光景じゃないですね。記念にスクリーンショットを撮っておきました。

自分の動画YouTube検索結果

今日の動画ではリーンシグマの使用例を大雑把ですが、説明してます。リーンシグマプロジェクトの雰囲気が分かって頂けたらと思います。