無料でWebカタログの作成/管理をする方法【Googleデータポータル/Appsheet(アップシート)】Webカタログ①
WedカタログをGoogleのデータポータルで作って、アップシートと連携させてWebカタログに載せる商品の登録と管理のできるをシステムを無料で作りました。その使用方法とマーケティングにどう活用するかを説明しています。
(動画時間:8:53)
印刷のカタログは手間もコストもかかる
こんにちは、リーンシグマ、ブラックベルトのマイク根上です。
業務改善コンサルをしています。
皆さん、自社の商品をお客に紹介をする一番良いツールは何だと思いますか?
僕は商品カタログを作る事だと思います。
僕の前の会社は食品卸売会社で営業や営業部長をしていて、
商品カタログを作る事によって大きく売上を上げました。
しかし、印刷以外は全部自分でやったのですが、
写真を撮ったり、編集をしたりする作業は長時間に及びました。
勿論業者に頼む印刷代もばかになりません。
そこで今回、今の自分の会社のサービスのWebカタログを
Googleのデータポータルで作ったら上手くいったので、
今日はそれをご紹介します。
まずは完成品を見て、実際にどう使えるかをイメージしましょう。
自社のサイトにデータポータルで作ったWebカタログを貼り付ける
<< データポータルのWebカタログの事例ページ >>
https://econoshift.com/ja/service/
上のリンク先がこのサイト(econoshift.com)のサービス内容ページです。
そのページで下にスクロールすると、今回作ったWebカタログがあります。
その様にデータポータルを自社のサイトにも
簡単に貼り付ける事ができるのです。
上図がそのWebカタログの画像ですが、
その表をスクロールして、商品を探せますし、
上部に書いてある通り右の検索機能を使って、
カテゴリ毎に検索したり、
その右のボックスでキーワードを入れて説明列で検索をして、
お客さんが自分の必要な商品を直ぐに探せます。
これは紙のカタログではできない、便利な機能ですね。
この様に商品の画像も含めて、
どの情報を載せるかは自分次第です。
オンラインで更新が一瞬でできるので、
変化の大きい価格情報も入れる事ができます。
そのWebカタログがどんなものか見に来て頂けたらと思います。
https://econoshift.com/ja/service/
マイクロソフトのツールではできないデータポータルの強み:不特定多数への共有機能
会社のWebサイトはいじれないので、
最初は個人的にWebカタログを作って活用したいという方も大丈夫です。
Googleアカウントさえあれば無料でできます。
データポータルの作業画面に行くと
さっきと同じWebカタログが見えます。
さっきの商品一覧表はここからきているのです。
このWebカタログを直接配布する事ができます。
上図の様に画面右上の「共有」から、
「アクセスを管理する」をクリックして、
「インターネト上の誰でも検索、閲覧できます」
になっているのを確認して、「コピー」をクリックして、
これをテキストやメールで相手に送るだけです。
相手はそのリンクをクリックするだけでブラウザが開き、
このWebカタログを閲覧できるのです。
これにより、紙のカタログみたいに
手渡しや郵送をする必要がないので、
速いしコストも掛かりません。
この様な不特定多数への共有は、
社内ツールがメインのマイクロソフトではできない
Googleデータポータルの強みなのです。
どうですか、このWebカタログのデザインはシンプルですが、
必要な機能は全て入っていると思います。
印刷のカタログでは印刷後に間違いを見つけても、
もちろん変更はできませんし、
時間が経てば商品も変わるので、
定期的に印刷をし直す必要がありますが、
Webカタログだと、常に最新のものを
お客さんに見せれ事ができるのです。
さっきのリンクをスマホやタブレットで開ければ、
どこにいても見れるので外回りの営業員には強い武器になるでしょう。
Webカタログへの商品の登録/管理が簡単にできるアップシートで作ったアプリの使い方
これだけでも十分使えるツールですが、
Googleのアップシートと連携する事により、
携帯アプリで写真を撮ったり、新商品情報の追加や、
有効な商品の管理が簡単にできるシステムにしました。
⇒「無料で業務アプリが作れるGoogle AppSheetとは?MS PowerAppsとの違い。」
これも今日は完成品でどの様に自分のカタログを
簡単に用意できるかをお見せします。
次回の動画でステップバイステップで
このシステムの作り方をやりますので、
ご自分でもWebカタログを使える様になって頂けたら嬉しいです。
下図がアップシートで作った商品カタログ作成/管理アプリです。
左側のブロック内がすでに登録した商品の一覧です。
商品を一つ選ぶと、右のブロック内にその詳細が出てきて、
直ぐに編集ができますし、商品画像の変更も簡単にできます。
価格の変更とかは一括で編集できた方が楽ですね。
一括編集は右上の鉛筆アイコンをクリックすると、
まとめて変更ができます。
左ブロックの最後の列の「ステータス」列で無効にすると、
データポータルでその商品が非表示になるので、
これでカタログの商品選択管理が簡単にできるのです。
左ブロックの右下の「+(プラス)」アイコンをクリックすると
新商品の追加ができます。
次の画面でその商品の情報を入力し、
下にカメラアイコンがあるのでそれをクリックする事で
PCから商品画像を取り込めます。
更にこのアプリを携帯で開いて、
同じ、カメラアイコンをタップすると、
携帯のカメラで撮った写真を直接取り込む事もできるのです。
これで画像ファイルと各商品を自動で紐づけされ、
後で画像ファイルと商品を照合する作業をしなくていいので、
作業時間の大幅な短縮になります。
また、商品リストはエクセルにあるから
まとめてコピペしたいという時は、
右ブロックの上部の「DBファイルを開く」をクリックすると、
Googleシート上のデータベースが開くので(下図参照)、
そのフォーマットに沿ってエクセルからまとめて商品情報のコピペもできます。
この様に商品情報を先に入力して、
その後に商品のある倉庫に行き、
携帯アプリでまとめて写真を撮ったらカタログの準備は完了です。
なんとこれだけの作業でもうカタログの完成なのです。
左ブロックの上部のもう一つのボタン
「Webカタログ確認」ボタンをクリックしたら、
データポータルが開いて、カタログが見えるのです。
これがWebカタログの作成と管理が簡単にできるシステムですが、
このシステムの作成自体もノーコードで、
しかも無料でできてしまうのです。
そのステップバイステップの作り方を
次回から二つの動画でお見せします。
それらの動画を見て頂いて、実践したら
皆さんも直ぐにこのWebカタログを
自社のマーケティングで使える様になりますので、
ご期待下さい。