PowerApps:元データをエクセルで準備する時の4つのコツ

この記事でPowerAppsアプリ作成プロジェクトでの下準備のやり方と元データをエクセルで準備する時の2つの必須条件と4つの大事なコツを書いています。これらを前もって実行していればPowerAppsでの作業に入った後の多くのエラー回避が出来ます。

PowerApps:元データをエクセルで準備する時の4つのコツ

(動画時間:6:06)

 

<<関連記事>>

 

PowerAppsアプリ作成プロジェクトを始めました。

 

こんにちは、リーンシグマブラックベルトのマイク根上です。

 

最近PowerAppsにハマっています。これを使った個人的なプロジェクトであれば皆さんにお見せ出来るので今回一つ始めました。名付けて「家計簿改善プロジェクト」です。

 

このシリーズ動画を見れば皆さんもPowerAppsを使える様になる様に工夫します。皆さんが学び始めた時に思い出してこのシリーズに戻って来て下さい。

 

プロジェクト憲章を書きました。これでどんなプロジェクトかが分かります。

 

アプリ作成プロジェクト憲章

 

背景と状況

金融機関からダウンロードした明細書をインポート出来る家計簿プログラムをエクセルで作ったが、データを更新しても、その後の支出の費目分けが怠って、上手く活用出来ていない。

 

プロジェクト内容

今現在家族会議をして費目分けをしてるが、その作業の部分をPowerAppsで作ったアプリで各自が自分で費目分けを出来るようにする事で作業の停滞を防ぐ。

 

対象フローの物と情報の流れ図

 

家計簿月間プロセスVSM

 

上図が今回の対象フローの月間プロセスの物と情報の流れ図です。この中のステップ3の「各人がモバイルアプリで費目分けを済ませる。」の部分のプログラムをPowerAppsで作るわけです。

 

ちなみにマイクロソフトはPowerAppsでの作業を「開発」と言わず「作成」と言ってくれと言っています。それだけ短時間に簡単に出来る事を強調したいんでしょう。僕はそれには100%同感です。

 

アプリの設計図

 

もう一つ簡単な設計図も作りました(下図参照)。アプリ上の各画面の簡単なデザインとその間での情報の流れと必要な機能を書きました。これによってどんな元データが必要かも考えられます。

 

家計簿アプリの設計図

 

画面一では収支取引一覧表になり、グーグルドライブからインポートされた日付、支払先、金額のデータが表示されます。そして費目、備考欄の入力ボックスが必要です。

 

費目はドロップダウンから選択出来た方が便利ですね。ですので費目テーブルもインポートします。

 

新規の費目が必要な時も出てきます。そこで「新規費目」ボタンを置いて、それを押すと画面二の費目一覧表に移り、テキストボックスに新規費目を入力して「追加」ボタンを押し、追加されます。「戻る」ボタンを押して画面一に戻ります。

 

全ての収支に費目を入力し、「保存」ボタンを押すと全てのデータがグーグルドライブに行きます。

 

仕事のプロジェクトだと、設計図をちゃんと作り、利害関係者全員に了承を取っておくと後で出戻りを少なく出来ます。しかし、PowerAppsなら設計図が無くて、いきなり作り始めても問題ない位、易しいソフトウェアです。

 

PowerAppsの二つの元データの必須事項

 

最後にアプリ作成の最初の作業、「元データの準備」をやりましょう。

 

前回の動画でも触れましたが、元データを全て「テーブル」にしておく事は必須です。

 

 

やり方は簡単でデータの範囲を選択して、「ホーム」、「テーブルとして書式設定」で好きな書式を選ぶだけです。「テーブル」にする事でPowerAppsが明確に元データ範囲を認識出来るからです。

 

もう一つ必須なのがデータ内で数式を使う場合は、クラウドに入れる前に「値」に直さなければいけません。残念ながらPowerAppsが数式の値を認識してくれません。数式の範囲を選択、コピーし、そのまま右クリックで「貼り付けオプション」の「値」を選べば良いのです。

 

PowerAppsの元データをエクセルで準備する時の4つのコツ

 

次にコツの話をしましょう。一つ目のコツは「各列のデータの書式を明確にしておく事」です。これにより後で問題を少なく出来ます。列を選んで「ホーム」の「数値の書式」で書式を変えるのです。

 

特に「標準」のままだとPowerAppsにエクスポートした時、予期しない書式に勝手に変ってしまう時があります。各列のデータが文字列なのか、パーセンテージや日付、通貨または数値なのかなどを明確にして下さい。

 

二つ目のコツは「ソフトウェアが使う内部の名前は全て半角英数字を使い、特殊記号も避ける事」です。空白も使わずにアンダーバー(‘_’)にした方が良いです。文字化けの原因になります。意味不明のエラーが出た事があったのですが、列見出しにピリオドがあったのが原因でした。

 

三つ目のコツは「それら内部の名前をデータの意味が分かる名前にする事」です。PowerAppsの作業で何度も参照するので「Table1」や「Header2」ではなく、例えば、トランザクションのテーブルなら「TBL_Transaction」にしたり、ある列は取引日なので「Post_Date」にしたりです。それにより後がとっても楽になります。

 

最後のコツは、「もし一つのファイル内でテーブルを複数持つ場合はワークシートを分けましょう。」PowerAppsからそのテーブルを更新する場合、たまに列がずれてエラーが発生します。

 

クラウドに元データを保存するのに僕はグーグルドライブを使いました。PowerAppsは主なクラウドサービスには皆対応しています。ありがたいですね。

 

PowerApps Connections

 

PowerAppsは比較的新しいテクノロジーなので情報が少ないのが問題です。今日話した元データのコツも最初は知らずにやっていて何度もやり直して時間をかなり使いました。

 

特に日本語の情報は更に少ないので僕はその情報をお届けするお手伝いをこれからしていきます。

 

View My Stats