この記事はPowerAppsの「テキスト入力」コントロールの使い方についてです。これで入力された情報の扱い方や、テキスト入力内の改行の仕方、数値のみ入力にする、その他のよく使う属性も図解で紹介しています。(MSパワーアップス)
(動画時間:3:37)
MS PowerAppsのテキスト入力コントロールの使い方
こんにちは、リーンシグマ、ブラックベルトのマイク根上です。業務改善コンサルをしています。
操作画面から「挿入」、「テキスト」をクリックすると「ラベル」と「テキスト入力」のコントロールがあります。どちらもよく使います。
「ラベル」コントロールでは単純に文章が書けます。今日のテーマはもう一方の「テキスト入力」コントロールです。ユーザーに任意の情報を入力してもらい、それを使って他の処理が出来るわけです。
簡単な例では「テキスト入力」を二つと「ラベル」を一つ用意します。「ラベル」のText属性に「TextInput1.Text+TextInput2.Text」と入れました。
それぞれのテキスト入力コントロール名の後に「.Text」で「そのテキスト入力の中身」という意味です。つまり、「二つのテキスト入力の中身を足したものを出しなさい」という意味です。
プレビューでテキスト入力に数字を入れるとラベルに計算結果を出せて、入力値を変えたらエクセルの様に自動で再計算されます。
テキスト入力コントロールのよく使う属性(プロパティ)
コントロールを選んで数式バーの下矢印をクリックすると沢山属性があるのが分かります。よく使うものから少しずつ覚えれば良いです。それをいくつかご紹介しましょう。
最初に一番よく使うOnSelectとOnChange属性です。OnSelectではそのコントロールが押された時に、OnChangeではそのコントロールの状態が変化した時にそこに書いた数式のアクションを起こせます。これらは他のどのコントロールにもあり、とてもよく使われますので今後の記事でもっと深堀します。
次がVisible属性ですが、そこに「false」を入れるとそのコントロールが非表示になり、非表示でも左のツリーからまた選べます。「true」を入れて再表示が出来ます。
モバイルアプリは画面が小さいし、直感的な使用感を上げるためにはこの機能は必須です。これについても別に詳しい動画を作りますので、ご覧下さい。
Default属性に情報を入れるとその画面を最初に開いた時にそれが出ます。ユーザーが一番良く使う文字を入れてあげると便利ですよね。
また、それの代わりにHintText属性を使うのも良いです。こっちは最初に灰色で表示されて、ユーザーがそこをタップしたら直ぐに入力状態になりますので間接的にユーザーに指示を出せるのです。
Mode属性もよく使い、「SingleLine」か「MultiLine」を入れる事で表示の仕方を変えられます。ユーザーが長い文を入れるのであればMultiLineを使い、これだと改行も出来るようになります。
Format属性に「Number」を入れると数字のみ入力可能になり、ユーザーの入力ミス防止が出来ます。
Clear属性にtrueを入れるとユーザーの入力後に[x]が出てくれて、それをクリックする事で簡単に入力の削除が出来ます。
今日はテキスト入力コントロールについて詳しくやりました。これについてのマイクロソフトの公式ページへのリンクを張っておきますのでご覧下さい。
<<マイクロソフト公式ページ:テキスト入力コントロール>>
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