SWOT分析のやり方【エクセルテンプレート】プロジェクトの立案、選定の仕方
SWOT分析は強み、弱み、機会、脅威の指標で自分の会社や自分自身について分析し、その後に次にどうするかが問題です。テンプレートの四つの質問に答える事により課題を見つけることが大事です。SWOT分析テンプレートで直ぐに実施しましょう。
(動画時間:4:04)
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「SWOT分析とプロジェクト選定行列図」テンプレート
こんにちは、リーンシグマ、ブラックベルトのマイク根上です。
先日視聴者さんから「そもそもどうやってプロジェクトを選定したら良いのですか?」という質問を頂きました。何かをやる時には過去の経緯や現状を理解することは非常に重要です。同じことをプロジェクト選定前にもやりましょう。それにうってつけなのがあの有名なSWOT分析です。今回もテンプレートを作りました。⇒「SWOT分析とプロジェクト選定行列図」テンプレートをダウンロード
ビジネス環境を分析する「SWOT分析」のやり方
このテンプレートの特徴はSWOT分析の表が二つあることです。最初の表ではグループ全体や会社全体での分析をします。二つ目の表でグループ内の自分の会社や、自分の部署、また自分の個人として分析をしても良いですね。
最近はビジネス環境や組織が複雑化してますので、この二つのSWOT分析をすることにより、より深く現状を把握できます。この時に必ず上の表から始めて下さい。
SWOTとは英語の頭文字で、Strength、Weakness、OpportunityそしてThreatです。それぞれ、内部要因としての会社の強み、弱み、そして会社が置かれている外部要因としての良い機会があるか、またその逆に脅威となるものがあるかを書いていくのです。チームでディスカッションをしても良いですね。
SWOT分析後の重要な質問
ここで重要なのはSWOTを埋めた後に、次の4つの質問をする事です。「いかに強みを発揮出来るか?」「いかに弱みを強みに転換するか?」「いかに機会を強みに出来るか?」そして「いかに脅威を機会に転換するか?」です。これはテンプレートの「使い方」欄にも書いてあります。
この答えがプロジェクトの立案や、選定する時の重要なヒントになります。これと同じSWOT分析を自分の部署や自分に対してやってみましょう。その時に最初のSWOT分析の結果を見ながらやりますと、新たな発見があったりします。
「プロジェクト選定行列図」で優先度の高いプロジェクトを見つける
もう少し下にスクロールすると「プロジェクト選定行列図」があります。先ほどの分析結果を検討して、まず実施するプロジェクトの候補を上げていきます。そのプロジェクト名を青い列に書き込んでいきます。
次に緑の行に選定基準を入れていきます。一般的な「インパクトの大きさ」、「コストの安さ」、「達成のし易さ」とありますが、これらを変更しても良いですし、自社特有のものを加えても構いません。そして各選定基準の重みの違いを1から5をピンクのセルに入れて下さい。(5が一番思い)
最後に各選定基準ごとに全プロジェクト候補を比較して黄色のセルに点数を1から5で入れていきます。この時もSWOT分析の結果を考慮しながら行って下さい。すると、加重合計の列に点数が出てきます。より点数の高いプロジェクト候補が優先順位が高くなります。
上図の例ではプロジェクトAが一番優先順位が高いことになります。もちろん一番点数が高いプロジェクトを採用しなければいけないと言う事は無いですが、数値で客観的に比較が出来るので、すごく参考になります。
今日はプロジェクトのアイディアの出し方と選定の仕方について話をしました。
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