トップ5:リーンシックスシグマ業務改善プロジェクトでのよくある失敗と解決方法

この記事ではリーンシックスシグマ業務改善プロジェクトでのよくある失敗と解決方法について話しています。他の人の失敗から学び、それをどう回避できるかを学べます。またその解決策で使える過去に作ったテンプレートとその記事の紹介もしています。

トップ5:リーンシックスシグマ業務改善プロジェクトでのよくある失敗と解決方法

リーンシグマ業務改善プロジェクトでのよくある失敗ランキング

 

こんにちは、リーンシグマ、ブラックベルトのマイク根上です。

 

今日はこの動画リクエストからです。

LSSでのよくある失敗動画リクエスト

「リーンシグマプロジェクト実施におけるよくある失敗について動画を配信してくれたら役に立つと思うな。」

 

Diegoリクエストありがとう。今後ももっとがんばって皆さんのリクエストに応えて動画作成をしていきますので、他の皆さんもどんどんリクエストをしてみて下さい。

 

そもそもリーンシグマは業務改善をプロジェクト方式で実施し、その成功確率を高めるための手法です。しかし、残念ながら100%いつも成功できるわけではないです。

 

そこで今日は逆に他の人の失敗から学び、それをどう回避できるかを話していきましょう。少しでも統計的な根拠を持った話がしたかったのでこうすることにしました:

  1. 「common mistakes in lean six sigma」つまり、「リーンシックスシグマにおけるよくある失敗」を英語でグーグル検索してトップ10の記事を選ぶ。
  2. 各記事で書いてある失敗要因を集計する。
  3. それにより失敗要因のトップ5ランキングを作りました。

 

https://econoshift.com/wp-content/uploads/2019/10/125-今回の失敗リストの作り方

 

「え~、ネットで調べただけー?」とお叱りを受けそうですが、グーグルでトップ10に入る記事は優良記事です。そのトップ10の記事が多く指摘しているリストなので皆さんも知っておいた方が良いものばかりです。

 

第一位:会社上層部の決意と強い関与の不足(10記事)

 

それではいきなり一位から言います。第一位は「会社上層部の決意と強い関与の不足」です。なんと10記事中全てがこれを指摘していました。

 

通常プロジェクトチームは業務改善のプロで、プロジェクトの為に呼ばれるわけです。しかし、改善対象業務の従業員の上司ではないですので、彼らに命令できる立場にはないのです。

 

さらに業務改善は新しい業務フローを創り、新しい仕事のやり方を提示するわけです。しかし、人間は変化を嫌う動物ですから、その従業員やまた彼らの上司から必ず抵抗を受けます。

 

ですので、会社の上層部の応援がなければだめだし、彼らのプロジェクトへの熱意や関与が強ければ強いほどプロジェクトの成功の確率は上ります。

 

それに対して僕ら業務改善の専門家に出来ることは「利害関係者管理」です。以前そのテンプレートと動画を作りました。これにより、会社上層部も含めた、全利害関係者を味方につけることによって解決できます。⇒「PMPのステークホルダーマネジメント(利害関係者管理)の基本と方法(登録、分析、行動計画)【エクセルテンプレート】」

 

第二位:間違った展開戦略(8記事)

 

よくある失敗要因第二位は「間違った展開戦略」です。8記事が指摘していました。展開戦略とは英語で「Deployment Strategy」でリーンシグマではよく使われる言葉です。

 

リーンシグマプロジェクトはただ単に一つの業務の改善をするだけではなくて、そのカイゼン文化を社内全体に広めるのを戦略として内包しています。

 

その展開戦略が会社の方向性と合致していなかったり、役員や従業員に充分理解されていないとそれはプロジェクトの失敗の原因となります。

 

ですから、会社として向かう方向性と戦略をよく理解して、そこでリーンシグマをどのように使うのか、そしてその展開戦略をどうするかを決めていくのが解決策になります。

 

他の解決策は改善プロジェクト内にもこの展開戦略内にもちゃんとPDCAサイクルを組込む事です。要所々々で計画通りに行っているかを確認して、随時修正することが大事です。

 

第三位:間違ったプロジェクト選択(7記事)

 

次が「間違ったプロジェクト選択」です。7記事が指摘していました。これをしたら当然失敗になりますね。

 

プロジェクトが完了してもそのプロジェクト自体が会社の課題に対して解決策になっていなかったり、戦略と関係がなければそのプロジェクトは失敗となります。

 

この問題の解決策は当然正しいプロジェクトを選択する事ですが、会社の戦略的課題を明確にしてそれを解決するプロジェクト選定をし、それが必ず会社の財務を改善するか、顧客満足度を改善できるかを最初に確認する事です。

 

またその時に、サービス業務改善では難しいかもしれませんが、出来るだけプロジェクトの成否を決める数値目標を立てることが重要です。

 

お客の声、VOCからプロジェクト選定が効果的に出来るテンプレートと動画を作ってありますのでご覧になってみて下さい。⇒「VOCとは?そしてVOC分析の仕方(VOC行列図)【 エクセルテンプレート】」

 

第四位:従業員への研修不足(5記事)

 

失敗要因第四位は「従業員への研修不足」です。5記事がこれを指摘してました。

 

先ほど述べました様に改善プロジェクトで新しい業務フローが生まれるので、それを運営する従業員にしっかり新業務の研修をする必要があります。それが不十分だと混乱を生むだけではなく、従業員の士気を下げたり、プロジェクトの成果への信頼低下になります。

 

これの解決策は新業務フローのSOP: 標準作業手順書を作成し、それに基づいて従業員にしっかり研修をすることです。⇒「5ステップ、標準作業手順書の作り方【エクセルテンプレート】」

 

第四位:研修や資格取得に焦点の行き過ぎ(5記事)

 

次も5記事が指摘していましたので、これも第四位で「研修や資格取得へ焦点の行き過ぎ」で、これは先ほどの「従業員への研修不足」の真逆なようですが、ちょっと説明が必要でしょう。

 

英語圏でのリーンシグマプロジェクトではカイゼン文化を醸成するためにリーンシグマの研修や社内資格制度を作って実施する事がよく行われます。

 

それは大事な事ですが、本来の業務改善以上に管理者や従業員へリーンシグマを普及する事が目的になってしまっているケースが多々あります。

 

これの解決方法は先ほどの「間違った展開戦略」の解決方法と同じで最初にしっかり計画を立てて実行する事です。

 

トップ5の失敗要因を見てきましたが、これでよく分かったのはリーンシグマは手段であって目的ではないです。しっかり会社の戦略を持ち、それを達成するためにリーンシグマを有効に使う事が重要な事です。今回の内容を反面教師としてぜひ活かして下さい。

 

「こちらの記事も読まれてます。」

 

Sponsored Links
リーンシックスシグマ/DMAIC
Sponsored Links
Sponsored Links
Share the knowledge! シェアをお願いします。
Sponsored Links
econoshift.com