フローチャートテンプレート(エクセル)、直ぐに使える5ステップ手順付き【初心者向け】
このフローチャートテンプレート(エクセル)では横にある5ステップの手順に沿って行うことで直ぐに始められます。スイムレーンの数を瞬時に変更したりフローチャートの各部品をダブルクリックで簡単に追加出来ます。
(動画時間:4:47)
ダウンロード ←これをクリックして「フローチャート」エクセルテンプレートをダウンロード出来ます。
【高機能、有料フローチャートテンプレートもあります。】
⇒「物と情報の流れ図(VSM)+フローチャート:最強の業務フローマッピングツール【エクセルテンプレート有料版】」
フローチャート作成の5ステップ
こんにちは、リーンシグマブラックベルトのマイク根上です。
業務改善コンサルをしています。
フローチャートは、現状の業務フローの
詳細を表したい時や、新業務フローの詳細を
決める時、また、SOP(標準作業手順書)
として使ったりと多くの用途があります。
このフローチャートエクセルテンプレートの右側に
5ステップの使い方が書いてあります(下図参照)。
このフローチャートエクセルテンプレートの特徴は
作成手順内の下のアイコン名(下図セルP19からP23近辺)を
ダブルクリックするとそのアイコンを
簡単に追加出来ることです。
⇒「フローチャートテンプレート」をダウンロード。
それではフローチャート作成の
5ステップ手順を見ていきましょう。
1) このフローチャートの目的を確認する。
見る人は誰で、
彼らにどんな行動を期待するのか?
これらを実際に書き出しましょう。
2) 対象業務フローの始まりと終わりを確認する。
特に重要なのが始まりです。
ある日付や時間が来たら始まるのか、
ある書類や情報が来たら始まるのかなどの
始まる条件を明確にすることです。
3) フローチャートのスイムレーンの数を決める。
スイムレーンとは水泳場のレーンみたいな
フローチャート上の各部署の区分けです。
対象業務フローには何人、
もしくは何部署が関わるかを考え、
何レーンが必要かを決めます。
最大4、出来れば3以内にしたいですね。
どうしてもそれ以上になる時は、
複数部署を一つのレーンにするしかないです。
決めたレーン数をセルQ9で選択します(上図参照)。
するとテンプレート上のレーン数が自動で変ってくれます。
4) 対象業務フローを分解して全ての工程ステップの図形とテキストを入れる。
初めに対象業務フロー名などの諸情報と
先ほど決めた部署名を入力します。
それが下図の上部と左端の様になります。
そして「始めと終わりアイコン」(セルP19)を
ダブルクリックします。習慣的に、
楕円形で始まり、またそれで終了します。
この楕円内にこのフローの始まる条件や、
ただ「開始」と入れます。僕の例では
「配達員が顧客からの返品を持込む」時が
この業務フローの開始になります(上図参照)。
次に「各工程アイコン」(セルP20)を
ダブルクリックし、
この四角内に工程内容を入れます。
通常は主語を省略して書きます。しかし
この例では3部署が一つのレーンに入ってますので、
ちゃんと主語を明記しています(下図参照)。
そして「接続矢印アイコン」(セルP21)を
ダブルクリックして、その矢印で繋げます。
矢印の端をドラッグして他の図形に重ねて
黒い点上で放すと緑に変わります。
すると図形同士が繋がってくれます(上図参照)。
工程によっては状況によって
次の行動が変わる事がありますね。
その時に「分岐アイコン」(セルP22)を
ダブルクリックします。ここでは
「購買部が商品の再販可能か確認する」が入り、
Yes/Noの代わりに「再販可能」と「再販不可」を
入れました(下図参照)。
他のフローチャートの図形を使いたい時は、
メニューで「挿入」、「図形」で
フローチャートの項目があります。
ここから好きなのを選んで使って下さい。
フローチャート作成のコツとしては、
最初は配置の見栄えにこだわらずに
全ての図形とテキストを書き出す事です。
下図の様にです。
5)最後に図形の配置と矢印を整えて完成させる。
この時に二つのエクセルティップがあります。
複数の図形は皆一列に並べたいとします。
キーボードのシフトキーを押しながらそれらを
クリックしていきます。
そして「描画ツールの書式」、「配置」、
「左右中央揃え」で簡単に出来ます(下図参照)。
この矢印は全てコネクタがついています。
それで直線がちょっと汚いです。
その線の上で右クリックし、
「コネクタの種類」、「直線コネクタ」で直線になります。
これらを全ての図形でやったのが
下図の様になります。
これでフローチャートの完成です。
他ページへアイコン
最後のアイコンをご紹介します。
1ページで書き切れなくて次のページに
書きたい時がありますよね。
そんな時に「他ページへアイコン」(セルP23)を
ダブルクリックします。すると円形の
他ページアイコンが出てきます。
これも矢印で繋げましょう。
上にスクロールして、良く見ると上に二ページ目が
自動で作成されています。そこから続きが書けます。
今日は皆さんも使う頻度が高い
フローチャートの作り方をテンプレートを
使ってやりました。ぜひこのフローチャート
テンプレートを使って挑戦してみて下さい。
⇒「フローチャートテンプレート」をダウンロード。
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