フローチャートの前にまず物と情報の流れ図

フローチャートの前にまず物と情報の流れ図(VSM)を書こう【トヨタ生産方式】 (リーン・シックスシグマ)

(動画時間:4:16)

 

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トヨタ生産方式が開発した物と情報の流れ図

 

こんにちは、リーンシグマ、ブラックベルトのマイク根上です。今日はトヨタ生産方式が開発した物と情報の流れ図の話をしたいと思います。

 

皆さん業務フローを図式化しようとした時に、まずフローチャートを思い浮かべられると思いますが、僕は現状分析をする時にはそれをほとんど使いません。なぜならば細かすぎてすぐに書けないし、書いたとしても、全体像が見えないんですよね。その時に最適なのがこの物と情報の流れ図です。

 

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英語でValue Stream Mapと言って直訳すると価値の流れ図です。僕はトヨタの名称の方が分かり易くて好きですね。実際にこの物と情報の流れ図を見てみましょう。

 

VSM in Jpn Completed

 

図中の赤色の太線が物の流れで、青線が情報の流れです。もう一つの主要部品は四角形で表したプロセスの各ステップです。これにより、そのステップにどんな物と情報が入ってきて、そこからどんな物と情報が出力されて、それぞれどこに行っているのかが良く分かります。

 

物と情報の流れ図の多くの使用用途

 

PDCAサイクルの話はさんざんしてますが、Pはプランで先ずは計画を立てなさいと言うことですが、その前に実は必ずしなければならない事が一つあります。現状把握、現状分析です。現状を知らずに理想の将来の計画を描けません。

 

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先ほども言いましたがこの手法では、名前の通り物と情報の流れを主要対象にします。すると細かくなり過ぎずに業務フローの全体像を描きます。細かく調査する必要も無く、短時間で作成出来ますので、現状を知る目的のリーンシグマプロジェクトの定義段階にはちょうど良いのです。

 

プロジェクト憲章、WBSそしてこの物と情報の流れ図を利害関係者に見せれば自分のプロジェクトが完全に明確になり公にすることができます。

 

この現状の業務フローの物と情報の流れ図を見ながらやって頂きたいのが価値無価値分析と8つのムダ分析です。現場の責任者を集めて、この図を見ながら、お客に価値を与えないムダが潜んでないかを見つけます。また責任者間で認識が違う箇所も出てきたりします。そういった箇所は大体毎日現場で問題が出ていますね。

 

もう一つの用途としては、改善された理想の新プロセスを設計する段階の分析段階や、既存の業務フローの改善ではなく、全く新しいプロセス設計でもよく使います。先ほどと同じ理由で細かくなり過ぎずに、全体像を議論出来るので、新しいプロセスのフローチャートを書く前に必ずこの流れ図を作成した方が良いです。

 

物と情報の流れ図作成の前準備のSIPOC分析

 

それでは実際にこの物と情報の流れ図の書き方に入って行きたいのですが、実はすぐに書けません。ブラックベルトはプロセス改善のプロフェッショナルですが、各プロセスのことは全く知りません。現場の人に聞くしかないのです。

 

そこで現場の人達とSIPOC分析をするのが最適です。

 

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日本ではSIPOC分析は知名度は低いですが、これにより、プロセスの各ステップへ入力される物と情報と、また出力される物と情報を全て簡単に整理出来るのです。

 

今日は物と情報の流れ図の説明とSIPOC分析のご紹介をしました。次回の動画でSIPOC分析のもっと詳しい説明とその実習をしたいと思います。ご視聴ありがとうございました。もし宜しければ登録ボタンを押して頂けたらと思います。

 

 

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